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<市民記者板>環境・農

 
369 「石油は枯渇する」はウソ?
 
春野うらら  (50代) (大阪府 - 河内長野市 ) 2015/02/05 22:30
■石油の起源は生物の死骸というのは仮説にすぎない。

石油の起源は、大昔の生物の堆積物が熱で変成してできたものであり、だから地球上にはあと40年分しかない、ということを信じているひとは多い。 しかし、この石油が生物の堆積物であるという「有機成因説」は、有力な仮説にすぎない。
有機成因説の矛盾点は、①化石が発見されていない油田が多いということ、②活発な火山活動地域や永久凍土などの生物が居なかった地域でも石油は摂れているということ、③廃坑になった油田でもしばらくすると石油が増えていたということ。さらに、ロシア科学アカデミーの調査チームが生物がいなかったはずの地下6000mの地点で油田を発見したことで、この仮説は大きくゆらいでいる。

■マントルから染み出す無尽蔵の炭化水素が起源

最近注目を集めているのが「無機成因説」だ。簡単にいうと石油はマントルから染み出してくる、というものであり、地球に含まれる無尽蔵の炭化水素が石油の起源であるというのだ。「無機成因説」は数々の証拠がある。以下に、コーネル大学のトマス・ゴールド教授の意見を基に他の出所の意見を加え代表的なものを列挙する。
・一度採掘してしまった石油が、再びほぼ同量まで回復する場合もある
・生物起源であれば、地域により石油の成分は大きく変わるはずであるが、ある一定の成分に落ち着いている。
・生物起源では説明できない成分も含まれている
・地殻深部の石油には生物の痕跡がない
・生物が生息していた特定の地層だけでなく、どんな深さにも炭化水素が見られる
・本来生物活動とは関係のない花崗岩の隙間に石油があることもある
・石油中にはダイヤモンドの微粒子が含まれている(ダイヤモンドは無機物由来である)
生物由来の炭化水素も、地下で発生した石油は地上に上がる過程で、生物起源のものと接触してしまうことが原因だとすれば、「無機成因説」で説明できてしまう。

■「石油は無尽蔵」では困るひとたち

しかし、現在、圧倒的に多くの支持者を集めているのが「有機成因説」である。二つの説はいまだに結論が出ていないのだが、「無機成因説」は学会でもまともに取り合ってもらえない状況だ。この説が証明されると、今まで「石油が枯渇する」という理論に基づいて築かれた様々なエネルギー施策を根本的に見直す必要が出てくる。具体的には原子力無用論、中東産油国のさらなる台頭、省エネ技術の凋落など、今の世界秩序を乱すことにつながる。困るのは、誰か?地球温暖化やCO2排出の規制を進めてきたアメリカを始めとする各国政府はもちろんだが、その背後にいるのは、石油を希少価値でとどめておきたい石油メジャーであり、原子力マフィアなのだ。「無機成因説」はこうして黙殺され続けている。



 
 

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