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米国「金」在庫ない < 世界情勢 2015/05/21 >

NY連銀、金返せず

■ドイツ
 ドイツは膨大な金(きん)を保有しているが、その大半は海外で保管されている。第2次大戦の敗北以来、戦勝国である米英仏中央銀行が、ドイツ政府の金地金を預かっている。この預託は冷戦期に「ソ連がドイツに侵攻し金塊を奪うかもしれないので、米英などが預かる」という名目で続けられた。リーマン・ショック後、ドイツ連銀は金の回収に動いたが、米国の日銀にあたるニューヨーク連邦準備銀行(以下・NY連銀)は「米国に保管した方が安全」と説得し引き上げ要請に応じなかった。そこで金の在庫確認を要求したところ、NY連銀は「適切に管理しているため、その必要はない」と書類で回答した。
 ドイツはこれを受けて「自国の所有する金の数量や品質を確認できない」として懸念を表明。最終的には全額返還を求めたが、米は7年かけて300トンしか返還に応じず、運送上の問題で、多額な金を一度に輸送できないと説明された。さらに受け取った金にドイツが保管したはずのドイツ連銀の国印がなかった。つまり、返還された金は預けた金ではなかった。NY連銀、つまり米国にドイツの金はあるのかが疑問視された。

■オランダ
 オランダは本国での金保有残高は11%ほど。しかし世界的な景気後退や債務状況の悪化に対する国民の懸念に応えて、同国は海外に預けている金を回収、本国での金保有高を引き上げる政策に転換。オランダは米国から122トンの金を回収、本国の保有残高を31%に上げた。

■中国
 中国は米国から金を大量に移送したが、積荷の金はタングステンであったという事件が発生。タングステンは金と密度が一致するので重量で見分けることは原理的にできない。真相は不明であるが、これ以降、米連銀がフォートノックス基地に保管しているとされる金は、タングステンにすり替わっていると考える米国民が多い。
 日銀も、NY連銀に約765トンの金を預けていると言われている。各国が回収する流れが続くと、出遅れた国は回収できない可能性が否定できない。

 

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